2026年04月14日、中国で豚肉価格の急落と食卓の違和感が話題になっています。

豚肉価格の謎の下落

中国では豚肉が国民の食卓に欠かせないタンパク源です。最近、豚肉の卸売価格が急速に下がり、豚肉の基準となる部位の価格が5元(約100円)を割り込む水準まで低下したとされています。これは過去数年間で見られない大幅な値下がりで、養豚業者の経営に深刻な影響を与えているとも言われています。豚肉全体の供給増加や消費需要の変化が背景にあると考えられています。

小売価格が下がらない現象

しかし消費者にとって驚くべき現象が起きています。スーパーマーケットやレストランでは、豚のあばら骨である排骨(パイグー)が依然として20元(約400円)前後で販売されているのです。卸売価格が1キログラムあたり5元以下にまで下落しているにもかかわらず、消費者向けの小売価格は高止まりしたままとなっています。この流通段階での大きな価格差は、流通マージンの高さや販売店の利益確保の姿勢を示唆しているとされています。

消費者と生産者の板挟み

この状況は流通システムの非効率性を浮き彫りにしています。卸売市場での豚肉価格の暴落により、多くの養豚農家は経営危機に直面していると言われています。一方、消費者は小売価格の高さに不満を感じており、両者の間に大きな矛盾が生じているのです。中国政府も食肉流通の透明性向上と価格適正化の重要性を認識し始めているとされています。今後、流通改革が進むかどうかが注目されます。

関連動画