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吹雪の中、22人の劇団員がたった1人の観客のために最後まで熱演

🇨🇳 原文タイトル

暴雪天22名演员为唯一观众唱完全场

📰 ニュース概要

最近、「吹雪の日、22人の曲劇役者がたった1人の観客のために最後まで歌い続けた」という動画が大きな話題となっている。動画には、雪が激しく降る中、舞台上で曲劇役者たちが袖を振り演技を続け、客席には雪まみれになった1人の老人が真剣に芝居を観続ける様子が映されている。

この出来事は1月19日、河南省魯山県の農村で起きた。「宛裕曲劇団」という民間劇団が、廟会(寺院の祭り)で無料公演を行っていた。当日の気温は氷点下8度から10度まで下がり、午後3時頃から大雪が降り始めた。最初は多くの観客がいたが、雪が激しくなるにつれて次々と帰っていき、最後には70代の老人がたった1人残った。

この劇団を経営するのは、今年63歳の賈(ジャー)さん。3年前に貨物トラックを購入し、荷台部分を舞台に改造できる特殊な車両にした。以来、河南省の農村部を転々としながら、廟会や祝い事などで公演を続けている。劇団員は22人で、全員がプロの曲劇役者だ。

「当日は最初、観客がたくさん来ていたんです。でも雪が降り始めて、みんな散っていってしまいました」と賈さんは振り返る。約10人ほどの観客が出入りしたが、最終的に最後まで残ったのは1人の老人だけだった。雪は老人の体に積もり、白髪に雪が降り積もっても、老人は微動だにせず、真剣に芝居を見続けた。

劇団側は公演を中止することもできた。しかし、「梨園行(演劇界)の規矩(ルール)」として、「戏比天大(芝居は天より重い)」という信念がある。観客が何人であろうと、一度始めた公演は最後まで演じ切るのが、プロの役者の矜持だという。

結局、劇団員22人は氷点下8度の吹雪の中、約40分間の公演を予定通り最後まで演じ切った。その日は複数回の公演があり、合計で4時間以上にわたって演じ続けたという。役者たちの衣装は雪で濡れ、化粧も崩れたが、誰一人として手を抜くことなく、全力で演技を続けた。

この老人について、賈さんは「真の戯迷(芝居ファン)だ」と語る。老人は地元の住民で、曲劇を深く愛している。「このような熱心な観客がいる限り、私たちは演じ続ける意味がある」と賈さんは感動を込めて話した。老人も取材に対し、「雪なんて気にならなかった。芝居が素晴らしくて、最後まで見たかった」と語ったという。

この動画がSNSで拡散されると、多くの人々が感動を表明した。「これぞプロの精神」「観客への敬意と芸術への愛」「中国伝統文化の継承者たち」といった称賛の声が殺到。一方で、「伝統演劇は観客が減って大変だ」「このような劇団を支援すべきだ」という意見も多く見られた。

実は、このような光景は民間劇団の間では珍しくない。近年、伝統演劇の公演で客席に観客がほとんどいない、あるいは1人しかいないという状況でも、役者たちが最後まで演じ切る話がたびたび記録されている。中国の伝統演劇は、若者の関心離れ、娯楽の多様化、地方経済の衰退などにより、厳しい状況に直面している。

しかし、この動画が話題になった後、「宛裕曲劇団」には多くの公演依頼が舞い込んだという。「SNSで私たちのことを知って、公演を依頼してくれる人が増えました。これからも、たとえ観客が1人でも、全力で演じ続けます」と賈さんは語る。曲劇は河南省の伝統的な地方劇で、約200年の歴史を持つ。独特の旋律と河南方言を使った台詞が特徴で、地元の人々に愛されてきた。しかし現代では、若者のほとんどが曲劇を知らず、観客の高齢化が深刻な問題となっている。

賈さんのような民間劇団は、政府からの補助金もほとんどなく、廟会や祝い事の公演で得るわずかな収入で運営している。トラックの燃料費、衣装のメンテナンス、役者への給料など、経費は決して少なくない。それでも、「伝統文化を守りたい」「芝居が好きだ」という情熱だけで、彼らは活動を続けている。吹雪の中、22人の役者と1人の観客が示した「芸術への敬意」と「伝統への愛」は、多くの人々の心を打った。この出来事は、物質的豊かさだけでは測れない、文化と人間の絆の尊さを改めて教えてくれる。

💬 中国SNSの反応

  • 「感動した。これがプロの精神だ」
  • 「観客1人でも全力で演じる姿勢、素晴らしい」
  • 「老人も雪の中で最後まで見続けたのがすごい」
  • 「伝統演劇、観客が少なくて大変だな…」
  • 「こういう劇団を国が支援すべき」
  • 「若者は曲劇なんて知らないよね。残念だけど」
  • 「芸術への愛と敬意が伝わってくる」
  • 「動画見て泣いた。文化を守る人たちに感謝」
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