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習近平総書記、氷雪スポーツの全国普及を推進——「山海関を越え」3億人参加達成、南方地域にも拡大

🇨🇳 原文タイトル

带动更多群众走向冰场、走进雪场

📰 ニュース概要

習近平総書記は氷雪スポーツの発展を高度に重視し、繰り返し「氷雪運動は必ず全面的に展開しなければならない」と強調してきた。習近平総書記の関心と推進により、氷雪スポーツは「山海関を越え」、中国全土に広がり、中国ひいては世界の氷雪スポーツの新時代を切り開いた。各地で氷雪施設の整備が進み、公益性スケートリンクの開設、学校での氷雪教育、農村部への普及など、多層的な取り組みが展開されている。

「山海関を越える」という表現は、中国の氷雪スポーツ発展における歴史的転換を象徴している。伝統的に、氷雪スポーツは東北三省(黒竜江省、吉林省、遼寧省)と内モンゴル自治区など、冬季に厳しい寒さと豊富な雪に恵まれた地域の専売特許だった。山海関は河北省と遼寧省の境界にある歴史的な関所で、「山海関以北」は東北地域を指す慣用表現だ。習近平総書記の推進により、氷雪スポーツが全国に広がり、南方地域や都市部でも楽しめるようになったことを、この言葉は表している。

この変化のきっかけとなったのは、2022年北京冬季オリンピック・パラリンピックだ。習近平総書記は招致段階から「3億人を氷雪スポーツに参加させる」という目標を掲げ、国家戦略として推進した。大会開催までに、全国で氷雪スポーツ参加者は実際に3億4600万人に達し、目標を上回った。北京五輪は単なるスポーツイベントではなく、中国社会全体に氷雪文化を根付かせる契機となった。大会後も、この勢いを持続させる「後冬奥(ポスト冬季五輪)」時代の取り組みが各地で展開されている。

遼寧省では、2028年に開催予定の第15回全国冬季運動会(十五冬)に向けて、群衆参加型の氷雪イベントを積極的に開催している。1月には瀋陽で「遼寧省公園氷場互動挑戦活動」が開幕し、省体育局の王海泉処長は「群衆氷雪競技を紐帯として、氷雪スポーツを普及させ、氷雪文化を育て、より多くの人々をスケートリンクに呼び込み、氷雪を愛してもらう」と述べた。遼寧省は東北地域の中でも経済的に発達しており、大連などの都市部での氷雪スポーツ普及が進んでいる。

注目すべきは、南方地域での氷雪スポーツの広がりだ。貴州省六盤水市は「南国氷雪城(南国の氷雪都市)」を自称し、冬季の冷涼な気候と高地の地形を活かしてスキー場を整備してきた。1月に開幕した「氷雪運動季」では、「チャンピオンがスキー場へ」交流活動を実施し、トップアスリートが青少年に技術を指導した。六盤水市は「冰雪『冷资源』転化為消费『热经済』(氷雪の『冷たい資源』を消費の『熱い経済』に転換)」をスローガンに、観光産業との融合を図っている。

吉林省四平市では、2025-2026氷雪シーズンに、特色ある氷雪楽園12カ所、自然氷リンク16カ所を整備した。その内訳は、公益性自然スケートリンク6カ所、商業性自然スケートリンク1カ所、教育機関のスケートリンク5カ所、農村部のスケートリンク4カ所だ。「公益と商業が協同し、都市と農村が連動する」という多層的なアプローチで、「普及には保障があり、向上には選択肢がある」氷雪スポーツ環境を構築している。特に農村部への普及は、格差是正と全民健康増進の観点から重要だ。

北京では、伝統的な冬の名所である什刹海スケートリンクや円明園氷雪季が全面開放され、警察が安全対策を強化している。什刹海氷場は前海・後海の2つのリンクで合計7万平方メートルの氷面を提供し、週末や祝日には多くの市民で賑わう。北京公安は「顕性用警(警察の存在を見える形で示す)」と人流誘導を強化し、市民の冬季レジャーの安全を確保している。首都での氷雪スポーツの盛況は、全国への波及効果も大きい。

氷雪スポーツの普及には、施設整備だけでなく、教育の役割も大きい。「冰雪进校园(氷雪が学校へ)」政策の下、多くの学校で冬季体育授業に氷雪スポーツが導入されている。スケート、スキー、カーリング、アイスホッケーなど、地域の条件に応じた種目が提供される。北方地域では自然氷リンクを活用し、南方地域では屋内スケート場や人工雪のスキー場を利用する。学校教育を通じた普及は、長期的な氷雪文化の定着に不可欠だ。

経済的側面では、氷雪産業が急成長している。スキー場、スケートリンク、氷雪テーマパークの建設・運営、スキー用具・ウェアの製造・販売、氷雪観光、氷雪イベント、指導者育成など、多様な産業が形成されている。2022年の統計では、中国の氷雪産業規模は約8000億元(約16兆円)に達し、2025年には1兆元を超える見込みだ。北京冬季五輪のレガシー(遺産)施設も、観光・スポーツ施設として活用され、地域経済に貢献している。

しかし、課題も少なくない。第一に、地域間格差だ。東北・華北地域と南方・西部地域では、施設の質と量、指導者の水準、参加人口などに大きな差がある。第二に、コストの問題だ。スキーやスノーボードは用具代、リフト券、交通費などで一回数百元から千元以上かかり、庶民の娯楽としては高額だ。公益性施設の拡充と料金補助が求められる。第三に、安全管理だ。氷雪スポーツは怪我のリスクが高く、特に初心者への指導と安全対策が重要だ。

習近平総書記の氷雪スポーツ推進は、単なるスポーツ振興ではなく、国民の健康増進、文化の多様化、経済発展、国際的プレゼンス向上など、多層的な国家戦略だ。「健康中国」「体育強国」というスローガンの下、全民がスポーツに親しむ社会を目指している。氷雪スポーツは、その象徴的存在となった。2022年北京冬季五輪での中国選手の活躍(金メダル9個、史上最多)も、国民の誇りと関心を高めた。

国際的には、中国の氷雪スポーツ市場の拡大は、世界の氷雪産業にとっても重要だ。欧米やカナダのスキー用具メーカー、スイスやオーストリアのスキーリゾート運営企業などが、中国市場に参入している。また、中国人観光客の海外スキーリゾート訪問も増加している。日本の北海道や長野、韓国の平昌などは、中国人スキー客の人気目的地だ。中国の氷雪スポーツ人口の増加は、世界の氷雪産業の成長を牽引している。

今後の展望として、中国政府は2030年までに氷雪スポーツ参加者を5億人に拡大する目標を掲げている。これを実現するには、①公益性施設のさらなる拡充、②学校教育での定着、③農村部・西部地域への普及、④指導者の育成、⑤安全基準の整備、⑥産業の高度化、などが必要だ。また、気候変動による暖冬化も課題で、人工降雪技術や屋内施設の活用が重要になる。持続可能な氷雪スポーツ発展が、今後の鍵となる。

習近平総書記の「冰雪運動一定要全面開展(氷雪運動は必ず全面的に展開しなければならない)」という言葉は、中国の氷雪スポーツの未来を示している。東北の特権から全国の共有財産へ、エリートスポーツから全民参加へ、冬季限定から通年楽しめる文化へ。中国の氷雪スポーツは、新たな段階に入っている。2028年遼寧冬季運動会、そしてその先の国際大会招致も視野に、中国の氷雪の旅は続く。「走向冰場、走進雪場(スケートリンクへ向かい、スキー場へ入る)」という呼びかけは、億万の中国人の新しい生活様式となりつつある。

💬 中国SNSの反応

  • 「南方でもスキーできるようになった!時代が変わった」
  • 「北京五輪のおかげで、氷雪スポーツが身近になった」
  • 「農村にもスケートリンク。すごい普及だ」
  • 「費用が高いのが問題。もっと公益施設を増やしてほしい」
  • 「子供がスケート好きになった。学校で習ってきた」
  • 「東北の人間として、全国に広がって嬉しい」
  • 「安全対策しっかりしてほしい。怪我が心配」
  • 「氷雪産業、経済効果大きいね。地方も潤う」
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