中国がついに「チップの切り札」を握った?半導体戦争の新展開
中国のハイテク企業の躍進が加速している。「芯片刻刀」(チップ製造の刀)と呼ばれる重要技術が実用段階に入ったとのニュースが、中国SNSで急速に広がっている。これは単なる技術進展ではなく、米国による制裁に対抗しようとする中国政府の戦略的な勝利を意味するとみられる。習近平(习近平)政権が推し進めてきた半導体の自給戦略が、ようやく具体的な成果を生み出す段階に突入したのだ。
制裁下での技術開発が実を結んだ
2020年代初頭、米国はファーウェイなどの中国企業への輸出規制を強化し、先端チップの入手を困難にした。最先端の半導体製造装置の獲得も制限され、中国産業界は絶望的な状況に置かれていた。しかし中国の企業や研究機関は、国家の強力な支援を背景に代替技術の開発に注力してきた。「刻刀」とは半導体製造プロセスの微細化技術を指す。従来は台湾や韓国、欧米の企業に支配されていた領域である。国有大手の中芯国際電路製造(SMIC)やその他の企業が、この技術の自主開発に成功したことが、今回の報道の核心とみられる。
産業チェーン全体への波及
実用化されたこの技術は、スマートフォンやサーバー、自動車向けチップなど幅広い製品に応用できるとみられている。中国国内の需要を満たすだけで巨大市場であり、東南アジアなど新興国への販売も視野に入る。ただし国際競争力の観点では、まだ最先端レベルには達していない可能性が高い。それでも、米国の制裁から相応の独立性を獲得できた意義は大きい。中国メディアは民族資本による達成として大きく報道し、政権への求心力を高める狙いもあるとみられる。
国防やAI産業など戦略的に重要な分野での自給率向上に、この技術がどう貢献するかが注目される。
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